セアカゴケグモの駆除について

2012年10月22日

セアカゴケグモ セアカゴケグモ セアカゴケグモ

先日、お客様から依頼があり、セアカゴケグモの駆除を行いました。

福岡市では東区で多く目撃されており、今後も広がっていくと思われます。

テレビ、新聞などの報道でご存知の方もいると思いますが、セアカゴケグモについてまとめました。

形態

メス…体長1㎝前後、丸く艶のある黒い体で、背面に菱形が縦に並んだような赤い模様がある。

オス…体長3~5㎜程度で褐色の体に淡色の目立たない斑紋がある。

毒はメスのみが保有しており、毒の成分は神経毒である「α-ラトロトキシン」です。

噛まれると激痛と発汗・吐き気・発熱などを引き起こします。日本での死亡例はありませんが、毒性は強力で小児・高齢者は重症化する恐れがある為、注意が必要です。

生息場所

排水溝の側面や蓋の裏、ブロックのくぼみや穴、プランター周辺の隙間、エアコン室外機の裏、公園のベンチの裏などの暖かく、餌となる昆虫や小動物が豊富な場所に巣を作ります。

駆除

ピレスロイド系の殺虫剤が効果的で、直接クモに噴霧して下さい。クモ用の殺虫スプレーも市販されています。但し、卵のうには薬剤が効かない為、踏み潰すか、バーナーで焼く等して駆除して下さい。

咬まれた場合の処置

咬傷部を温水や石鹸水で洗い流して、できるだけ早く医療機関で受診して下さい。

重症化した場合は抗毒素血清の投与が有効です。福岡市では下記の病院に配備しているそうです。

○福岡市立こども病院・感染センター

  福岡市中央区唐人町2-5-1

  TEL 092-713-3111

○福岡市民病院

  福岡市博多区吉塚本町13-1

  TEL 092-632-1111